ニコニコ動画は視聴者が直接コメントを書き込めるシステムになっています。
これは視聴者側は臨場感を味わいつつ、製作者側は相手の率直な感想を知ることが
出来ます。
んがこのコメントというもの、視聴者と製作者の立場を
入れ替えるだけでまったくというほど重みが
違ってきます。
たとえばある口の悪い視聴者が
人気あるから見てみた動画があんまり面白いと思えず
「なにこれ、ツマンネ」
と書き込む気持ちと、製作者がそれを呼んだときも気持ちは
天地の差があります。
本来ならテレビの前で何気なく吐くような毒が、
製作者に直接飛び込んでくる脅威といったら!
さらにこれに一人か二人賛同者がいるだけで、
もう作品全否定されたような気分になりかねません。
さて、これはわかりやすいマイナスのストロークの例ですが
実際のところプラスのストロークですら
勘違いだったり錯誤にはまりかねないわけで。
よく、この作者はすごい!、天才!と言う台詞を吐く
「信者」と呼ばれる人たちがいます。
実際どの程度本気で「すごい」と思ってるのかはともかくとして、
こういう人達って誉めそやしますよね。
そしてそれを受けて、製作者もついついその人が喜ぶような
作品を作ってしまう。
これが良い方向に働けばいいのですが、当然信者の人たちが
そこまでちゃんと考えて発言しているかは不明なわけで
結構リスキーなことだったりします。
製作者側でそういうコメント冷静に判断できればいいですが、
プラスのストロークって、うれしいが故に相手の判断を
狂わせるところがあるので
まあ、そんなにいいことばかりじゃないよってわけで。
畢竟コメントが付くことが嬉しい反面、それをある程度
冷静にフィルタリングして見ていくことが出来ないと
結構作ってる人は大変ですよ。
あとコメント至上主義を信望するのは結構ですが、
当然のように言われるのはどうかなと。
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