作品紹介その10は「アイマス×サナララ」Story:1 『桜香春風』(以下アイサナ、原作の「サナララ」をサナララとする)です。
アイサナの特徴は、なんといっても原作の雰囲気を意識した丁寧な作りにあるといっていいと思います。
アイマス以外の原作を持つ作品の場合、世界観がめちゃくちゃになって「元ネタありき」になってしまうことが多いのですが
この作品に関してはまったくそんな心配がありませんでした。
さてエロゲー原作は「エロシーン」までやってくれるというある種の保障があるので、
導入部分が弱いことが多いのですが、サナララでもその気があって
第一話の最初は大丈夫かなーとか思ってました。
ですが、ちゃんと第一話で見せ場を作って終わらせています。
このあたりでちゃんと考えて作ってるなというのが分かって、個人的に
安心しました。
キャラクタは比較的アイマス春香に近く、今のところ黒さのない春香という
感じでしょうか? 能天気で強引な主人公と真っ白な春香との
甘酸っぱい関係。難しいことを考えなくても普通にニヤニヤできますw
※以下、一部ネタバレになります。
まあ、いきなり脈絡もなくプロデュースという単語が出てきたのはびっくりしましたが。
あまりにサナララすぎて、アイドルとPである必然性がなかったので
うーん、これはどうなんだろうとか思ったり思わなかったり。
キャラ設定はもう少しサナララから離れてもよかったんじゃないかなと。
まあ、二次元作というか三次元作というか、こういうものの場合は設定が難しいですよね。
逆に言うと、設定部分を上手く作ってやることがメイン作業になると思います。
そういう意味ではもうちょっと‥‥がんばれたかも。
いま最も完結を楽しみにしてるシリーズです。
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