愛識です。 巷で不評というか、暴走・分裂・対立・撤退が繰り広げられているアイドルマスター2ですが、不満や文句は取り上げず、敢えてココではどうしてこうなったかを考えていきます
- キャラクターの見直し(2)
以前、アイドルマスター無印は原始的な人間関係と言いました。
それを以下の4種の分類で表現したいと思います。
プロデュース可能アイドルは、言うまでもなく担当アイドルとして選択できるキャラのことです。一方好敵手と書いて「とも」と呼ぶアイドルは、今回の竜宮小町の様なキャラになります。さらに、好敵手と書いて「ライバル」と呼ぶのはジュピターになります。MOBアイドル群はそれ以外の、名前のみ存在する個性を剥奪された記号的なアイドルのことを指します。
①プロデュース可能アイドル
②好敵手(とも)アイドル
③好敵手(ライバル)アイドル(961プロ)
④MOBアイドル群
さて、アイドルマスター無印では
①プロデュース可能アイドル:春香、千早、やよい、真、雪歩、律子、あずさ、伊織、亜美(真美)、(美希)
②好敵手(とも)アイドル:なし
③好敵手(ライバル)アイドル:なし
④MOBアイドル群:その他NPC
という関係になります。ライバルといえる明確なアイドルは存在せず、NW越しのプロデューサー同士で争うという形になります。そのためストーリー上ではプロデューサーとアイドルの1対1の関係になっており、基本的に他者が存在しません。非常にシンプルな関係となっています。アイドル同士の絡みも非常に少なく、プロデューサーはどっぷり担当アイドルのプロデュースに集中することになります。
一方SPでは常時NW対戦ができなくなったため、ライバルを登場させ、なおかつアイドルアルティメットという形で物語を盛り上げようとしています。
①プロデュース可能アイドル:春香、千早、やよい、真、雪歩、律子、あずさ、伊織(美希)、亜美(真美)
②好敵手(とも)アイドル:なし
③好敵手(ライバル)アイドル:響、貴音、美希
④MOBアイドル群:その他NPC
さらにDSではノベルゲームを意識したかのような作りになっており、人間関係は複雑化します。
①プロデュース可能アイドル:愛、絵理、涼
②好敵手(とも)アイドル:同僚
③好敵手(ライバル)アイドル:各チャプターによって異なる
④MOBアイドル群:765プロアイドル、その他NPC
DSでは765プロのアイドルは、ゲーム内では指導してくれる(※一部を除く)だけの、個性を持たないMOBアイドルの位置付けに近いです。
アイドルマスター2では、DSと同じ様になっていますが、②と③のアイドルが固定化されています。
①プロデュース可能アイドル:春香、千早、やよい、真、雪歩、真美、響、貴音、美希
②好敵手(とも)アイドル:律子、あずさ、伊織(美希)、亜美
③好敵手(ライバル)アイドル:冬馬、北斗、翔太
④MOBアイドル群:その他NPC
アイマス2はDSの様な複雑な関係を無印のシステムをベースに展開しようと考えているのではないでしょうか。ただしアイドルの数が多すぎるためDSのような三者三様の完全オリジナル展開は難しく、ライバル役は固定化されています。
ライバル役が必要な理由は、2章のゲームデザインの見直しで述べたので端折ります。
さて、この様にシリーズが進むごとに関係性が複雑化していっているアイドルマスターですが、果たして従来のアイマスファンはこの形を望んでいるのでしょうか?
アイマス無印の関係性は非常に原始的ですが、最新のゲームであるドリームクラブやラブプラスなどでも採用されています。恋人以外の他者が存在しない(記号的にしか存在しない)という世界は、リアルにはほとんど存在しないが故、甘ったるくも魅力的な世界です。ラブプラスなどはそれをさらに推し進め、ある意味ではプレイヤの現実を侵食する形で、行き着いた作品です。ドリームクラブもゲーム内とは言えお金をつぎ込むことで女の子を独占できるという、まあ、そういうゲームです。
アイマス無印の場合は「女の子をプロデュース」してあげて、尚且つアイドルに憧れを抱かれるという、協力関係の元でお互い満足できるというすっごい幸せな世界です。
この3作品に共通しているのは、記号以上の他者(邪魔者)が存在せず、尚且つ対価を支払って女の子を手に入れているという点です。
個人的には、この単純で単調な世界観こそが求められていて、ジュピターのようなライバルや、プロデュースできない同僚などを作った複雑な世界は求められていないのではないか……と思っています。
次回はどのようにしてプロデュース可能なアイドルと、竜宮小町が分かたれたのか、選考基準などをかんがえたいと思います。なんか今回はイマイチw
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