というわけで、4回連続でNiveで製作してみたわけですが、各作品の
所感です。長くなりそうなので途中まで。
1.Dance, Dance
Fall Out Boyのdance, danceが凄いスキで、思わず作りました。
もともと空が衣装を響に届けるという話を半年前ぐらいに考えていて、
それをようやく実現した形になります。
(この曲のPVも非常によくて、途中でそれをベースにしようかとも
思ってました)
当初はただ空が走る一人称視点の話のはずが、
余りに広がりが無いので美希を出してます。
私は美希のことが好きなんですが、それを抜きにしても美希は
いいキャラだと思っています。
その理由は、美希がゆとりにも才気溢れるキャラにもなれる万能キャラである点、
961プロに移籍したという仲良し集団とは一線を画しているアウトサイダーである点、
箱版になりますがひとつのシーズンの中ではっきりと成長を表現できている点、
というあたりです。
さて、空がひたすら走るという設定には裏があって、
空は元々走るのが好きで、中学時代は陸上にどっぷり、高校のある時期までは
エースだったのですが、突然走ることをやめてしまいます。
これはふとある瞬間、たとえば自分の足がうごかなくなってしまったら、
走ることができなくなった自分、あるいは走るという行為をやめた自分を想像できなくて
それに衝撃を受けて没頭できなくなってしまったからです。
彼は性格上、物事に没頭する、あるいは依存する性質があり、そのため
ある側面では非常に魅力的であるんですが、逆の視点から俯瞰された彼はとても
矮小な人物です。彼はそれをうすうす感づいていて、その薄さを打破するために
もがいている。なんて感じのキャラ設定です。
最初は響に依存しようとしたけど、お互いの未熟さゆえになんかそこそこに
支えあうような形に結果的になっている、という関係。まあそういうのってきっと幸せ。
最初は響に衣装を届けるためにふらふらになりながら、最後は倒れこみながら
響にユメを託すみたいなのが彼の役割だったのですが、
美希との絡みを前面に出したせいでなんかそれが薄まったのは
よかったのか悪かったのか。
その反動で、『オトナ』は相当暗く閉塞感のある話になってます。
まあそれはまた次回。